No,4451

こんにちは、整体院ぜろの若月です。

今日もまた整体に関する事例を書いてみます。

この時期ならではでもありますが、

肩周辺の痛みを抱えている人の施術が増えています。

単純に肩凝りを感じるケースで、しかし首にも目にも、

そして頭にまで痛みや痺れ、重さが常に出ています。

私も出ていますが、これは筋トレの疲労ですねｗ

この時期の症例は決して特殊ではなく、

ある部位の拘縮が頻繁に診られます。

それが肩甲骨の外側縁に付着する筋肉群ですね。

主に棘下筋や小円筋、大円筋、そして人によっては広背筋です。

どの筋肉が、というよりは部位の拘縮が大きく影響しています。

恐らく始まりは首周辺の冷えだと思いますが、

僧帽筋上部周囲が徐々に拘縮し、肩甲骨が挙上気味になります。

肩甲骨が挙上すれば肩甲上腕関節は外転、内旋します。

要は猫背姿勢方向に力が働いてしまうのです。

先に挙げた棘下筋や小円筋、大円筋、そして人によっては広背筋は

伸張性収縮状態に流されて徐々に拘縮してしまいます。

血管も萎縮して血流が悪くなり酸欠状態の部位が増え、

様々な症状に繋がるというわけです。

解決策は冷え対策ですから運動が最も有効で不可欠ですが、

それでは解消出来ない深部の拘縮は整体で対処しましょう。

特に肩甲骨の外側縁に付着する筋肉を運動で活用するのは難しいですね。

パーソナルトレーナーの指導が必要になると思います。

この症例は放置すれば、寒さが増すにつれて症状が悪化します。

冷えが原因ですから寒くなれば痛みも凝りも出るわけですね。

そして面倒なのは一回でどうにかなるものではないということ。

もちろん症状は大分緩和しますが、必ずどこかでぶり返してしまいます。

整体の効果が一生続くことも流石にありません。

生活習慣を具体的に変えない限り、どこかでまた同じ症状が出るのです。

肩と首は放置すれば、寝違えや四十肩、頸椎症などの大きな痛みに繋がります。

お早めに対応しましょう。

それでは今日はこの辺で。

また明日。