No,4206
こんにちは、整体院ぜろの若月です。
昨日は膝の痛みを改善するために足首を温めることを書きました。
セルフで膝や足首の痛みを改善するためには、
温めることが最もシンプルで効果があると思います。
今日は、なぜ脛の筋肉が硬くなってしまうのかを
日常生活の姿勢や習慣と共に考えてみます。
この時季に痛みや痺れが出るのは冷えが原因ですが、
しかし自然と取ってしまう姿勢に根本的な要因があります。
それが椅子に座るという姿勢です。
椅子に座る時間が多くの人たちが長いでしょう。
人間の身体の機能を考えると、30分連続して座っているだけで
筋肉や筋筋膜は硬直が始まり血流が悪くなるようです。
椅子に座るという行為がなぜ問題なのか。
今回の足首や膝の痛みに関していえば、
足裏を床に付けて、足首の角度が固定されたまま
長時間過ごすことが問題ということです。
実はその姿勢は脛の筋肉が短縮性筋収縮している状態で、
簡単に言えば長さが短くなり硬くなっている状態です。
一時であれば問題ありませんが、長時間となると問題が起きます。
本来足首は多くの動きを連続していることを前提に進化した部位で、
動きっぱなしの人類が二足歩行を可能にした進化に大きく貢献しています。
足首がバランスを取り、歩行を支え、止まる姿勢を支えています。
しかし現代において足首をあまりにも使わない生活をしています。
座っている姿勢が長いことが要因ですが、
靴が進化して足首を固定したまま歩いていることもまた大きな要因です。
足首は底屈・背屈、回内・回外、外転・内転、
複合的な動きで見れば内返しや外返しなど複雑な動きが可能です。
肩甲胸郭関節や股関節と並んで人間の稼働を担う役割です。
膝や腰の関節が身体を支える役割であり、双方で人間の複雑な動きを作っています。
足首は動かしてこそ足首。
しかし椅子に座るという姿勢は
前脛骨筋、長趾伸筋、長腓骨筋を硬くさせて機能低下させます。
もともと非常に強い力を発揮する筋肉ですが、
動かずにいれば、動かないことが大切なのだと筋肉は変化します。
つまり動かないように固まるという性質に変わってしまうのです。
しかし人間は歩きます。
歩く際に、これらの筋肉は使われます。
使わないままでは、歩行自体に歪みが生じ、
必ずどこかに痛みが出るのです。
足首や膝に痛みが出ている時点で、脛の硬さを疑いましょう。
このタイミングで硬さを取ってしまうことが有効だと思います。
それでは今日はこの辺で。
また明日。
整体院ぜろ
住所:神奈川県平塚市富士見町1−21
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