No,4452
こんにちは、整体院ぜろの若月です。
今日は昨日の補足で肩や首の症例について。
昨日は肩甲骨の外側縁に付着する筋肉群について書きましたが、
それは肩甲骨そのものが挙上してしまうことで拘縮するのでした。
では肩甲骨を挙上させる筋肉はどうか、ということです。
肩甲挙筋という筋肉があります。
上部頸椎の横突起から肩甲骨の内側縁と上縁の境辺りに走行する筋肉です。
肩甲挙筋はその名の通り肩甲骨を挙上する働きがあり、
肩凝りの原因とされている僧帽筋上部よりも拘縮が過ぎています。
僧帽筋よりも小さいため疲労も溜まりやすいのが難点です。
拘縮している場合も整体で緩めるのが意外にも難しいようで、
どこ行っても肩凝りが改善しないというお声を頻繁に伺います。
単に肩を揉むだけでは確かに症状は緩和しませんが、
然るべき場と人に施術してもらえばしっかり緩み筋力も回復します。
肩甲挙筋は肩甲骨の内側縁と上縁の境に停止しますが、
その部位は肩甲胸郭関節動作の起点にもなります。
上方回旋と下方回旋はこの部位を起点に行われるため、
あまり可動性が高い部位とは言えません。
肩甲骨はどちらかと言えば下角や肩峰、上腕骨との関節窩の方が良く動きます。
可動性が高くても低くても、相応に対処すべきことは多いのですが、
肩甲挙筋においては可動性が低くそれでも負担は大きい筋肉。
やはり整体による施術と運動が不可欠と言えますね。
肩凝りだけではなく、首や目にも症状が出ている場合、
お早めに対処しましょう。
それでは今日はこの辺で。
また明日。
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整体院ぜろ
住所:神奈川県平塚市富士見町1−21
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