マッサージでは取れない肩の痛みは

query_builder 2025/02/16

No,4212


こんにちは、整体院ぜろの若月です。

今日も症状の事例について書いてみます。

肩の痛みを抱える人が増えていますが、

どうやら季節の変わり目のような気候が関係している人が多いですね。

首や頭の痛みに繋がっているのか、肩にまで痛みが広がっています。


一度拘縮してしまうと全体に広がるのですが、

今回肩の痛みを引き起こす原因として多かったのは靱帯や軟組織でした。

肩鎖靱帯、烏口肩峰靱帯、関節包靱帯、

そして肩峰下滑液包、肩峰皮下滑液包などです。


これらの靱帯や滑液包は肩甲上腕関節の動きを円滑にするために不可欠です。

硬くなればいずれは関節動作を表面の大きな筋肉、

日本ではアウターマッスルと呼ばれている筋肉に頼ることになります。

そしてインナーマッスルと呼ばれる筋肉や、

先に挙げた靱帯や関節包に負荷がかかり動作そのものに悪影響です。


ちなみにアウターマッスルはグローバルマッスル、

インナーマッスルはローカルマッスルというのが正式名称だそうです。

海外でアウターやインナーなどの言葉を使うと笑われるようですね。


名称などはどうでも良いのですが、

少なくとも深部にある組織を有効に使うことで痛みや痺れは予防できます。

今回は数件ですが靱帯や関節包に硬さが出ていて、

施術することで痛みや痺れは解消しました。


靱帯や関節包の施術はそれだけで痛みを伴うことが多く、

硬くなってしまう理由は筋肉や筋筋膜以上に複雑です。

痛みの原因が靱帯や関節包であることはすぐに突き止められても、

靱帯や関節包が拘縮してしまう原因が何かはなかなかわからない。

施術で拘縮を改善しても、また再発してしまう可能性があるのです。


靱帯も関節包もストレッチや運動では硬さを取る事はほぼ出来ないでしょう。

多くの筋肉や筋筋膜に囲まれているため施術でも触診が難しい。

私も触診を学んだ際、靱帯や関節包の使い分けは困難でしたね。

筋肉や筋筋膜だけを緩めればそれで改善する痛みは、

可能であれば一度で改善したい。

なぜなら筋肉や筋筋膜が拘縮している場合、

その周囲の靱帯や関節包も必ず硬さが出ているからです。


私の整体に通っていただいている方々の、

平均頻度は月に二回が最も多いですね。

症状の重さで頻度は増えますが、

頻度が増えるほどに筋肉や筋筋膜と一緒に

靱帯や関節包も施術することが増えています。


月に一回以下の施術頻度で問題ないケースは、

筋肉や筋筋膜だけで概ね問題ないのが私の見解です。

個人で整体院をスタートしてまだ間もないですが、

振り返れば年間延べ1200名以上のお客様の身体を見てきて、

少なくとも5年間はそのペースを維持していたことは、

決して無駄なことではなかったと思います。


一つの事例から多くの症状を想像して最短の施術を選択するのに、

6000名以上の施術件数が役立っています。

筋肉や筋筋膜、靱帯や関節包、そして神経、血管、腱など

痛みや痺れの原因は多岐に渡ります。


このブログをお読みの方々も何かしらの痛みを抱えているでしょう。

ほとんど人が原因は、年齢や骨格変形だと思っている。

しかし多くの痛みの原因は血流障害からくる組織の拘縮であって、

骨に何の異常がなくとも痛みや痺れは出るのです。


今回は肩の痛みから、また多くの学びを得ました。

病院では何もしてくれない症状も、

論理的に対応させていただきます。

ぜひご利用下さいませ。


それでは今日はこの辺で。

また明日。



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整体院ぜろ

住所:神奈川県平塚市富士見町1−21

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