No,4223
こんにちは、整体院ぜろの若月です。
昨日は首の痛みについて書きました。
首そのものに問題があるケースとして、
後頭下筋群という筋肉の拘縮がここ一週間多い事例でした。
後頭下筋群は大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4種類です。
これらの筋群は後頭骨、第一頸椎(環椎)、第二頸椎(軸椎)をそれぞれつなぐ筋肉で、
首で頭を支えるための要となる筋肉ですね。
筋肉の長さは短く小さいのですが、
姿勢支持としての筋力は高い筋肉です。
起始と停止からしても頸椎や頭部の動きに関与し、
現代人においてはスマホやパソコンを使用する際に酷使されます。
使用頻度は多く疲労も溜まりやすいのですが、
現代に限らず人類の進化の過程で常に使用されてきた筋肉と言えますから、
そう簡単に疲労によって筋肉が劣化するほどヤワではありません。
しかし現代人は肩甲骨や鎖骨、肋骨の周辺に位置する筋肉が弱く、
姿勢を支持する筋肉全体が衰弱しているため、
後頭下筋群にかかる負担は増えているでしょう。
成長期の子供にもストレートネックの人が出ているのが現状です。
症状を抱えるのはどちらかと言えば女性に多く、
家事や育児、筋肉量の減少などが要因でしょう。
整体師としてはあまりこの状況は好ましくありません。
後頭下筋群は施術で硬さを解消するのが難しいのは、
無意識に力んでしまう事が多い筋肉だからです。
力んでいること、拘縮していることを、なかなか自覚できない筋肉。
後頭下筋群の大きな特徴です。
まずは硬さを取って、そして適切に動かせる鍛錬をする。
時間もかかりますが、頸椎症になってしまう精神疾患や認知症にまで繋がる症状です。
決して侮ってはいけないし、大きな後遺症を残す人が芸能人にもいますからね。
私も首の症状を見ることは多いですが、
出来れば首に何かが起きないように施術をします。
肩凝りや上背部の凝り、無呼吸症候群や頭痛、歯の痛み、
そして腰痛や股関節痛を抱えている場合、
首の痛みに繋がることがあるのです。
首に痛みが出ないように配慮した施術を、
お客様も気が付かないように施すようにしています。
それだけ危険視すべき頸椎症。
後頭下筋群を劣化させないようにしましょう。
それでは今日はこの辺で。
また明日。
整体院ぜろ
住所:神奈川県平塚市富士見町1−21
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