No,4283
こんにちは、整体院ぜろの若月です。
昨日書いたように体幹トレーニングは配慮が必要です。
一般的な腹筋トレーニングは復帰だけを鍛えてしまいます。
いわゆる腹直筋ということですが、腹直筋が弱いことが、
実は人体においてはあまり大きな問題にはならないということです。
ですから腹直筋を中心としたトレーニングをしても、
全身の筋力バランスが崩れてしまうため各所に痛みが出ます。
では、体幹トレーニングは不要なのかということですが、
決してそういうことではありません。
体幹トレーニングとはそもそも、腹直筋を初めとした腹筋トレーニングでありません。
一般的には腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群で構成される
インナーユニットが呼ばれる領域を体幹としているケースが多いでしょう。
つまり腹直筋はその一部ですらなく、
例えば腹横筋を鍛えるにしても、腹直筋以外に内・外腹斜筋などが一緒に稼働します。
多列筋を鍛えるにしても脊柱起立筋群が、
横隔膜に至っては呼吸筋群全てが、
という具合に必ず他の筋肉にも影響が及びます。
しかし一般的な腹筋トレーニングは
腹直筋だけを刺激するような指導が成されています。
そういう追い込み方をしても日常生活には、腹直筋だけを稼働させることがまずありません。
競技にすればそういう場面がありません。
腹直筋だけを鍛える動きとは、仰向けの姿勢で膝を立てて、
身体を丸めながらお腹を覗き込むように頭を持ち上げる動きです。
腹筋トレーニングといえばこれ、というほどに代表的な動作ですが、
大抵の場合は腰、首を痛めてしまいます。
私もそういう動作は基本やりませんし、
やるとしても他の筋肉を稼働するポイントを追加しています。
運動に慣れていない人たちが行うには、
ヒップリフトという動作がお勧めです。
有名な動作ですから調べれば画像も映像もすぐに確認出来るでしょう。
しかしやはり重要なポイントが多くあり、
肩甲骨を寄せて、
足の親指で床を掴み、
骨盤底筋群を引き締めて、
可動域を制限した状態で行う、
という意識が不可欠になります。
これを怠ればトレーニングの結果腰痛になるでしょう。
単純動作を如何に正確に行うかが、
やはりタイパとコスパにも関わります。
上記のポイントを行うことが出来れば、
きっと数回で充分な刺激が入ることでしょう。
体幹トレーニングは、
実は回数少なく、動きは小さいことが、
適切に出来ていると言うことでもあるのです。
繰り返しますが、無意味な筋トレはしないようにしましょうね。
それでは今日はこの辺で。
また明日。
整体院ぜろ
住所:神奈川県平塚市富士見町1−21
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