歩行と全体意識☆

query_builder 2026/05/12

No,4651


こんにちは、整体院ぜろの若月です。

今日は歩行に関して書いてみます。

股関節を突き出すように、という表現で昨日書いた件でご質問をいただいたので、

歩行に関する考え方を補足してみます。


歩行は全身運動として色んな効果がありますが、

人類の進化の歴史から見れば移動手段としての価値以上はありません。

歩き方を考えなければならないのは現代人だからで、

有史以前(有史以前の方が圧倒的に長い)の人類からすれば

歩くことを一々研究して考えるなど時間の無駄でした。


早く移動する、静かに移動する、止まりたいときに止まり、

動き出したいときに瞬間的に動く。

そうやって人類は獲物を追い、危険から逃げて生き延びてきたわけですね。

私たちの身体は何万年もの長い時間で会得した機能をそのまま引き継いでいて、

低下してはいても動物として使ってきた機能以上はありません。


歩行を運動として考えると、全身を使う運動として主となるのは

足関節と股関節と肩甲胸郭関節、そして胸椎の椎間関節です。

他の関節はそのサポート的な働きで、どれも全て不可欠ですね。


そして現代人の身体機能低下を考えると、

足関節も股関節も肩甲胸郭関節も、そして胸椎の椎間関節も使えていません。

特に顕著なのが股関節で、中でも股関節の内転・内旋の機能が著しく弱化しています。


その弱化を少しでも和らげるために、

股関節の鼠径部を突き出すような意識を持つのです。

それだけをしろ、ということではありません。

弱くなっている意識を少しでも強化すれば、

他のバランスが取れるという意味です。


何か一つを意識するべきと教えると、

それしかやらない人もいますがそれは違います。

歩行はあくまで全身運動。

いくつもある構成要素の内、一つだけを強化するのはNG。

そういう指導者が多いから、アスリートとして大成する人が才能に偏ってしまうのです。


歩行はあくまで全身運動。

何か一つ弱い部位があれば、それを強化する方法は

全身への影響がプラスに働く方向でなければなりません。


股関節を突き出す意識は持っても、

恐らく実際には突き出すことなど出来ません。

それくらいで丁度良いのです。

意識を持っているだけで、使ったことになります。

他の機能も邪魔しません。


身一つで行う競技もそういう意識が必要です。

全身を強化しつつもバランスを取る。

人類はそうやって二足歩行に適応した能力を培ってきました。

弱い部位を単純に強化するという機械的な思考は、

人間の複雑で精密な身体には不向きというわけですね。


それでは今日はこの辺で。

また明日。


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整体院ぜろ

住所:神奈川県平塚市富士見町1−21

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